音楽が好きなら音楽療法士

学生時代に音楽活動をしていたり、音楽に触れることが好きな人におすすめの職種があります。
それは音楽療法士という仕事です。

介護を必要としている人は身体障害者だけではありません。
高齢者、認知症患者、精神的障害を持っている人も含まれます。
こうした人々のために音楽を演奏することで心身を安定化させたり、生活の質を向上させることもできます。
そうした役割を持っているのが音楽療法士という職種です。

音楽療法には2つの種類があり、1つは受動的音楽療法です。
これはクラシックや好きな音楽を聴いてもらって心身をリラックスさせる治療法のことです。
一方、もう1つは能動的音楽療法と呼ばれるものです。
これは音楽療法士が一緒に歌を歌ったり楽器を演奏することで心身を安定化させることです。
認知症患者に非常に効果的ですし、リハビリをしているときに楽しさを感じられるようになります。

音楽療法士は他の介護職や医療職と協力しながら心身のケアを行っていきます。
プロの音楽家として活動ができないからといって諦めるのではなくこうした道もあるということです。
若者がニートになる背景の1つとして自分がやりたいことができないことが挙げられます。
もし音楽活動したくて悩んでいる人がいれば、こうした道で活路を開くのも1つの考えです。

平均年収はおよそ300万円前後ですが大手病院の場合は500万円前後になることもしばしばです。
これは専門的な技術を必要とするからです。